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音楽絵本・銀河鉄道の夜 後記
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銀河鉄道の夜という作品は
読めば読むほどに世界は深まり
それは魔鏡のような世界でした。
ちいさなころから好きだった銀河鉄道の夜。
何百回もくり返し読んだこのものがたりは
大人になった今でも、
大変に思慮深く感じられ
読んでも、読んでも、新しい発見がありました。
このものがたりもう一度、今の世の中に紹介したい。
そんな思いから始まった絵本制作です。
50シーンに及ぶ絵や、全体のデザインには1年の歳月がかかり
編集者さんとプログラマーさん探しには、
ずいぶんと苦労をしました。
ですが、志を持つと良い仲間が見つかるようです。
プログラミングには、Tom氏、音楽にはMoskitooさん、
そしてアシスタントに金野さん、
そして絵はもちろん、編集、デザインまでを自分自身で行えば、
出版できるという目処が立ち、苦労も多かったのですが
宮沢賢治さんが好きな人だけでこの絵本は作られました。
結果的には、多くの方々からお褒めの言葉も頂けて、
それは、うれしいというよりも、
ほっとした。というのが本音でした。
絵本をつくると決めたとき、
これは、賢治さんにお返ししないといけないと、
売上げの一部を宮沢賢治さんのゆかりの施設に還元させて頂こう。
そんな思いをTom氏と話しておりましたが
賢治さんの故郷であり、ものがたりの舞台でもある
岩手で大きな震災が起きましたから
美しいイーハトーブの復興を願い
この音楽絵本が販売され続ける限り
販売価格の7%を寄付をさせて頂くことに決まりました。
賢治さんは、このものがたりの中で仰っています。
「ほんとうにつらいことでもそれが正しい道を進む中での
できごとなら、峠の上りも下りも、みなほんとの幸福に近づく
一あしずつですから」
僕は、このものがたりに、小さな頃から勇気を貰い続け、
辛く悲しいときも、賢治さんの言葉たちが強さとなってくれました。
この絵本が、賢治さんの言葉を伝える一つの切っ掛けとなり、
読まれた方の心のやさしいひと雫となれれば、とても嬉しく思います。
西念武志
おしらせ
2011.11.4 岩手県に41,041円を寄付させて頂きました。
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頂いたお礼状
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